樹海への奉仕
2006年 11月 30日
それは私だ。樹海に蠢く煙のような私だ。
嗚呼と叫ぶと樹海が答える。僕らは生まれ変わったんだ、と。
涙を流した少女に助けられ、樹海を歩いた。道はすでに無い。
苦しい。営業成績が苦しいが、私はトップを取れた。
しかしこれではいけないんだ。樹海に愛の雨を降らせ、憎しみの水溜りを吸い上げ
幸福、享楽のダムを築き上げるにはトップでは意味が無い。
もっと稼ぎ、樹海に奉仕し、他人に奉仕しなければいけないんだ。
職場は私を仲間として必要としないらしい。
そうか。そう出るか。今に見ているがいい。
きっと樹海が奴らを食い散らし、残ったものは唯一つ。
希望だ。
樹海堂管理人
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